お母さんへのプレゼント選びは、思ったより難しいものです。
喜ぶ顔が見たいからといって、あまり高価なものを選ぶと、かえって心配をかけてしまいます。
お母さんから見れば、いくつになっても子どもは子どもですから、心配せずにはいられないのでしょう。
自分も家庭を持ち親になってみると、お母さんの苦労や大変さが身にしみて分かってきます。
あらためて感謝の気持ちを強くし、少し奮発してプレゼントを贈ったのに、「こんなに高価なもの・・・」と、やっぱり最後は心配されてしまった、という話もよく聞きます。
お母さんにとっては永遠に「子ども」の存在というわけですね。
学生や、社会人になって間もない10代や20代前半の方の場合は、特にそうなのではないでしょうか。
自分では、もう十分大人と思っていても、お母さんからみれば、ついこの前小学校を卒業したような気さえしていることと思います。
高価なプレゼントを贈ることが大人になった証ということでも、感謝の気持ちの表れということではありません。
プレゼントというと、すぐに「モノ」を思い浮かべてしまいますが、親へのプレゼントということに限って言えば、決して「モノ」が喜ばれるというわけではなさそうです。
カードや手紙をプレゼントにしたり、一人暮らしをされている方なら電話を掛けるというプレゼントも喜んでくれると思います。
「モノではなく気持ちが嬉しい」というのが、親心です。
とくに母親はその思いが強いのではないでしょうか。